愛について

ひとつの物を大切に使いつづけることが大事だなと思います。
今の時代は大量生産大量消費の時代なので、どうしてもそれが難しくなってきていると思うのですが、でもやっぱりそこはあきらめてはいけないと思います。まず作る側が愛を持って作らなければ、使う側もその作られた物に愛を持つことは難しいと思います。
でも、使う側が選ぶ目を持ってしっかり物を選び、その物を愛を持って使いつづければそこに愛は生まれるし、ほんとにちょっとではあるけれど世界はよくなると思う。

「これが世界のスーパードクター!」

お医者さんのように直接的ではないし目には見えないのですが、突き詰めていけば、役者の仕事も同じように人の命を救うことだと思います。世界がほんの少しでも楽しくなることを信じて日々一生懸命生きていくことが役者の仕事なのだと思います。

出会い

その瞬間瞬間に出会っていくというのが最近の僕のテーマです。
出会うのは人だけでなく、物や出来事にも出会います。
出会うことにはエネルギーがいるので、その瞬間瞬間に一生懸命にならざるを得なくなります。たいへんなことではありますが、出会うことは楽しいのでけっこうできます。

いろいろな人や物や出来事と出会う自分ともしっかり出会って、少しずつ地道に成長していきたいです。

初詣

僕は初詣が大好きです。今年も行ってきました。
初詣は1年の始まりに新たな気持ちを持った大勢の人たちが神社に集まるので、心が自然とわくわくします。おさい銭を入れて願うときも多くの人が同時に願うので、願いの流れみたいなものができていて、その中に身を委ねて自分も願い事をするととても心地よい感じがします。
自分の願いがその大きな流れに乗っていく感じがします。
あと神社には力強い木がたくさん生えているので神社自体もとても好きです。神社という空間の特別さは毎回行く度に思います。生命力にあふれていてすごいなぁと思います。

[ASC]ジュリアス・シーザー

今回はノロウィルスが流行っていたので、不安も大きかったのですが、無事に千秋楽を迎えることができました。たくさんのお客様に御来場していただき、大きな力をもらうことができました。心からお礼申し上げます。

今回の公演では舞台に立つことの厳しさ難しさを身に染みて実感しました。また、演劇をやる楽しさも心から感じることができました。これから僕が演劇を続けていくための重要な財産となるような公演になりました。

どうもありがとうございました。

徳丸恵一