タイタス・アンドロ二カス

アカデミック・シェイクスピア・カンパニー第36回公演『タイタス・アンドロ二カス』が無事に千秋楽を迎えることができました。
川崎ファクトリーまで観に来てくださったお客様そして応援してくださった方々に心からお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
15ステージもある公演は初めてだったのでどういう感じなるのかは予想できなかったのですが、月日は本当にあっというまに過ぎ去っていきました。公演期間中はその日の片付けや次の日の準備でほとんど家に帰ることができませんでしたが、身も心も演劇に漬かりきった生活は僕にとってとても貴重な経験になりました。それができたのも川崎ファクトリーの方々があんなにも自由にあんなにもこころよく場をつかわせてくださったためにほかなりません。どうもありがとうございました。今回のタイタスを一緒に作り上げたメンバー全員にも心から感謝しています。どうもありがとうございました。
最後に演劇にシェイクスピアに感謝して、また次の公演に向かっていきたいと思います。

徳丸恵一

タイタス・アンドロ二カス

シェイクスピアの作品はどれもも深くまでもぐっていける作品だと思います。そして深くまでもぐっていかないとなかなかおもしろいものとして立ち上がってこないものだと思います。特にタイタス・アンドロ二カスはとても残酷な故に相当深くまでもぐっていかなくてはいけない作品だと思います。深く深くもぐってつきぬけて美しい花を咲かせたいです。

アンダンテ〜歩く速さで〜

約一ヶ月半の稽古をしたアンダンテを終えて、今は次のタイタス・アンドロ二カスを見ています。アンダンテ稽古中には本当にたくさんのことを感じたことを覚えています。その場その場で感じたことなので、今となってはなかなか思い出せないのですが、この期間中にたくさんのことを感じ、吸収した僕の心は以前とは微妙に変わっているのではないかと思っています。
演劇をやっていると日常生活よりも大きな変化を自分の心に感じることができます。それは人と関わるからだと思います。人と関わることはとても難しいけれど、だからこそ変われるし、楽しいのだと思います。

探って出会う

最近自分をよく探っています。いろいろな出来事に出会ったときに自分がどう思ったり、どう感じたりするのかを、なるべく一つ一つ意識するように心がけています。意識するとこんな素敵な感情があるんだとか、こんな嫌な感情があるんだとか驚かされます。自分を探って自分をもう一度見つめなおすことは、これからの僕の人生をより豊かなものにするために、とても必要なことだと思っています。そしてそれは、アンダンテで川田という役を演じるためにもとても必要なことです。アンダンテを通じて少しでも、自分を変えて成長していけたらいいなと思っています。

[芝居]役を演じる
次回公演のアンダンテの台本と平行してリア王を読んでいます。なぜだかリア王が読みたくなったのです。
この二つの戯曲は全く違いますが、同じように役があります。
アンダンテで僕が演じる役は、日常生活の僕にとても近いので、役を演じるということについて芝居をつくるということについてより考えさせられます。