時をかける少女

テアトル新宿で「時をかける少女」を観ました。

他人の恋を応援し、自分の恋には後ろ向き。そんな17歳の女子高生が、時間を跳躍できる“タイムリープ”の能力を得てひと夏の冒険を繰り広げていく。筒井康隆の同名小説をベースに、新たなヒロインを創造したファンタジーアニメだ。(Weeklyぴあ)

17歳の女子高生の真琴は小さな事故によって得たタイムリープの能力を使ってその日の朝に戻って、その日に自分の身に起こったささいな悪いこと(例えばテストができなかったことや調理実習で失敗したこと)を意図的に良い方向に変えていきます。それで真琴はすごく満足して、次の日からも悪いことが起こるとすぐにタイムリープの能力を使ってどんどん出来事を変えていきます。でも次第にある出来事を悪い方向から良い方向に変えたことによって、さらに大きな別の悪いことが起こるようになってそれが真琴を苦しめていきます。
17歳の恋もあって最終的にはハッピーエンドになるのですが、考えさせられる映画でした。

物事のある側面がよいと別の側面にわるい部分があるというのは映画を観る前から考えていることでした。
僕の場合自分のことは大好きだけど、他人に対しては関心がないというのがあって、それをなんとか変えたいなと思っているのですが、なかなかできません。あと、自分がおもしろいという自信によって、演劇の原点や基礎を見なくなってしまうのもこれにあてはまると思います。でもこの点は最近変わってきているように自分では感じています。
一つの行動をどう選ぶかで全く未来が変わってくるということも最近よく考えていることで、だからどうすればいいのかはわからないのですが、すごく変わってくるんだなぁーと感じています。